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メルマガ2012年1月 昨年は、本当に大変な年でした。 ニュージーランドの大地震から始まり、東日本大震災や西日本の大洪水、 天災と人災の恐怖をいやというほど味わい、人間の無力さをつくづく感じた年でしたね。 そして、そういう経験から価値観が大きく変わったような気がしているのは私だけではないように思います。 年末にその年の世相を反映する漢字一文字に「絆」が選ばれたのは、その表れではないでしょうか。 昨年のメルマガで、新住協の提唱する新しい超省エネ住宅「Q1.0X」住宅のことを書いてきましたが、昨年のそれらの出来事が、地球が人類に警鐘を鳴らしてくれた大震災ととらえると、地球温暖化防止は最優先課題のように思います。 私たち住宅建築を生業とするものは、全力でこの課題に立ち向かう必要があると改めて感じております。 そこで今回のメルマガも、そのような視点から、「Q1.0X」住宅の普及を推進すべく、当社が実際に建築した「Q1.0X」住宅の仕様をお知らせいたします。
1)基礎と基礎断熱は、べた基礎(基礎の立上りだけでなく、底板一面が鉄筋コンクリートになっている基礎)と布基礎(建物の壁面に沿って連続して設けられた帯状の基礎)の複合です。 べた基礎底盤の断熱材はビーズ発泡のプラスチック系断熱材100ミリを使用しました。 当社の標準仕様品は20ミリですから、5倍の厚みです。 立ち上がりの布基礎部分は、外側100ミリ、内側100ミリ、合計200ミリです。 こちらも当社の標準は外断熱部分は同じですが、内側の断熱厚は20ミリなので5倍となります。
2)さらには、冬期間に直射日光が当たる南面の床もスラブ構造というコンクリートに、薄い特殊な木質系フロアーを直置き施工としました。 理由は、太陽熱を床に蓄熱させるためです。
3)木造躯体部分は、一階の外壁が高性能グラスール24K品を軸間100ミリ、外断熱として100ミリを加え、200ミリ断熱としております。 当社の標準仕様は、軸間は高性能グラスウール16K品で軸間に100ミリ、外断熱として25ミリの発泡プラスチック系の断熱材を使用していますので、こちらも外断熱部分は4倍の厚さとしました。
4)窓は、南面はできる限り大きな窓としましたが、耐震構造の関係でこちらは少し不満があります。 また、カーテンは断熱カーテンであるハニカムサーモスクリーンをつけたかったのですが予算の関係から今回は断念。
5)天井は、標準仕様が300ミリのグローイングウールですが、400ミリと100ミリ増やしました。 6)換気は、ダクトレスのドイツ製熱交換型局所換気です。 熱交換率が90%というカタログ値です。 集中コントロールスイッチがついていて、一つのコントローラーですべての換気扇の風量をコントロールできる優れものでしたが、居住者からは運転音が想像以上に大きかったと伝えられていますので、現在この建物だけの使用となっております。 ちなみに、当社の標準仕様は、局所型の第三種換気としておりますので、熱交換はありません。 7)暖房と給湯機器は、CO2排出量が一番少ない天然ガスを使用したエコジョーズです。
8)屋根には、太陽光発電パネル4KWを設置して余剰電力の売電もしております。
以上のような仕様でQ1.0X住宅が完成して二シーズン目の冬に入っておりますが、一般的には暖房、給湯、電気などの光熱費は最初の冬シーズンは多く、二シーズン目の冬からは少なくなりますので、その比較も皆さんに報告させていただく予定です。 現在の段階では、太陽光発電の売電と使用した光熱費の価格差は、若干光熱費が上回っているようですが、多分二シーズン目からは逆転していくと思われます。 つまり、費用面では完全にゼロエネルギーを上回り、少しですが収入を生む住宅になると思います。 でも、費用面以上にCO2の排出量はマイナスカーボンの住宅ですから、地球に最も優しい住宅となるでしょう。
ホーム創建では、このような住宅を、コスト増をできる限り抑えて、広く普及されていくような努力を続けていきたいと思っておりますので、このメルマガをお読みの方でこれから家づくりをされる方は、ぜひともQ1.0X住宅をご用命ください。 尚、この建物の太陽光発電量と実際の電気やガス、薪などの使用量は5月のメルマガで公表する予定ですが、昨年12月までの分でよければメールで資料請求して下さるとお知らせいたします。
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